商品紹介動画の作り方:商品写真から伝わる構成にする
商品写真はそろっているのに、商品紹介動画では「何から見せるか」で手が止まることがあります。写真を並べる前に、伝える訴求を一つ決めましょう。外観、使用や特徴、次の行動へとつなぐ構成を、架空の1商品を例に整理します。
商品紹介動画で最初に決めることは?
最初に決めるのは「誰に、商品の何を伝え、見た後に何をしてほしいか」です。この3点で写真の採否と順番を判断します。「小さく収納できる」と伝えるなら、収納後だけでなく、広げた姿も見せたいところです。
以下は構成を説明するための架空の制作ブリーフです。実在の商品や制作実績ではありません。 商品は布製の折りたたみバッグ「Nagi」。読者は通勤帰りに買い物をする人。確認済みと仮定する訴求は「本体を内ポケットに収納できる」。素材は広げた写真、収納した写真、肩に掛けた写真、ロゴ。CTAは「商品詳細を見る」。写真で示せない耐荷重や撥水性は足しません。

ほかの商品でも、商品名、対象者、確認済みの訴求、根拠になる素材、CTAを一行ずつ書き、最初の一本は写真で示せる一点に絞ります。
使える商品素材をそろえる
素材は枚数より役割で選びます。全体、訴求、使用状況が分かる写真をそろえ、使用範囲と撮影時の仕様を記録します。
商品写真と使用シーン
まず形と色が現行品に一致する全体写真、次に訴求の根拠が見える写真を選びます。Nagiなら広げた姿と収納後の姿です。途中の実写がなければ、生成した動きを正確な実演として扱わず、静止画を切り替えるか追加撮影します。
肩に掛けた使用シーンでは、商品と人の大きさの関係が読み取れるかを見ます。人物ばかりが目立つ写真は避け、使用許可も素材表に記録します。
確認済みの訴求とブランド素材
訴求は承認済みの商品ページや仕様資料と照らします。「コンパクト」より「内ポケットに収納できる」のほうが具体的ですが、現行品と写真が一致することが条件です。数値を出すなら最新資料で確認します。
ロゴ、指定色、書体、CTAの文言は使う版をまとめ、旧パッケージや旧ロゴを除きます。BGMや人物写真の利用範囲は契約と公開時の条件で確認します。
商品をどの順番で見せる?
「商品が何か」→「訴求がどう見えるか」→「次に何を確認するか」の順です。冒頭で全体像、中盤で使用や特徴、最後に商品とCTAを見せます。秒数は均等割りせず、初稿で確かめます。
| 場面 | 再利用できる役割 | 架空の「Nagi」で使う画面と文字 | 初稿で確かめること |
|---|---|---|---|
| 1. 外観 | 何の商品かをすぐ示す | 広げたバッグの正面写真。商品名「Nagi」を短く表示 | 色・形・持ち手が実物と一致し、商品をすぐ認識できるか |
| 2. 使用と訴求 | 誰がどう使い、何が特徴かをつなぐ | 肩に掛けた写真から、収納した写真へ。「内ポケットに収納できる」と表示 | 写真の切り替えで、実際に収納する動きを撮影したように誤認させないか |
| 3. 確認とCTA | 商品を再提示し、次の行動を一つ示す | 広げた姿と収納後の姿を並べ、ロゴと「商品詳細を見る」 | 商品名、現行画像、遷移先とCTAの意味が合うか |
ほかの商品にも「全体像/確認済みの特徴や使用/商品再提示とCTA」を当てはめられます。根拠になる写真が弱ければ、追加撮影か訴求の変更を検討します。Pexoの商品動画ページも、商品写真を制作の起点として案内しています。この記事では、そのうえで、どの訴求を採用するかは制作者側で判断する前提にしています。

初稿を見て、どこを直す?
初稿では演出より先に、商品と訴求の正確さを直します。まず無音で商品名と特徴が読めるか、次に音声と画面が食い違わないか確認します。
| 初稿の確認項目 | 見る場所 | 修正指示の例 |
|---|---|---|
| 商品の外観 | 色、形、ロゴ、持ち手、パッケージが現行品と一致するか | 「場面2のバッグの色を、提供した現行写真に合わせる」 |
| 訴求 | 承認済みの訴求を、写真で支えられる範囲で述べているか | 「『軽い』は未確認なので削除し、収納できることだけ残す」 |
| 文字 | 商品名、画面上の文字、字幕、数字が正確で読めるか | 「場面3の表記を商品ページの正式名に直し、表示時間を確保する」 |
| CTA | 最後の一つの行動と実際の遷移先が一致するか | 「購入ページへ直行しないため、『今すぐ購入』を『商品詳細を見る』へ直す」 |
修正依頼には、場面、残す要素、変える要素を書きます。Pexoの日本語ページは、画像などを渡し、構成を確認して会話で修正する流れを案内しています。パッケージの文字や商品の再現は必ず確認し、修正版も通して見ます。

公開前に確認すること
掲載先に近い表示で、商品の大きさ、文字の読みやすさ、音声を確認します。パッケージ、仕様、価格は現行資料と照合し、文言の承認も済ませます。
画像、人物、ロゴ、音楽は素材ごとの許諾と掲載先の現行ルールを確認します。Pexoの利用規約も、アップロードや共有に必要な権利・許可の確認を求めています。
Pexoを使う場合も、実際の画面と現行の公式情報で入力、画面比率、修正、日本語の文字・音声への対応を確かめてから制作します。








