家具の写真はそろっていても、相談で配置案まで受け取れるかは分かりません。サービス紹介動画では、申し込み前の準備と相談後の提案資料を見せると、利用する場面が具体的になります。商品写真、承認済みのサービス説明、ブランド素材を使って、相談の入口から提案までを組み立てていきます。
誰のどんな課題を説明する?
利用を迷っている理由を、一つに絞ります。家具相談なら、「暮らしを豊かにする」よりも「候補の家具を置いても、人が通れるか分からない」のほうが、動画で答えるべきことが見えてきます。
以下は架空の家具ブランドによる「Mori家具相談」のブリーフです。実在サービスや顧客の事例ではありません。自社で使う際は、各欄を確認済みの情報に置き換えます。
| 項目 | 架空の記入例 |
|---|---|
| 対象と課題 | 家具を購入予定で、サイズと配置を決められない人 |
| 利用の流れ | 予約、部屋の寸法と希望を共有、担当者と相談 |
| 受け取れるもの | 候補商品と配置案をまとめた提案メモ |
| 提供範囲 | 商品選びの相談まで。施工や購入は別手続き |
| 支給素材 | 承認済みサービス説明、商品写真、ロゴ、架空の提案メモ |
| 次の行動 | 相談内容と予約方法を確認する |
商品写真から紹介動画を組み立てる場合は、外観や使う場面を軸にできます。サービスでは、利用者と担当者が何を持ち寄り、どこまで対応するかが脚本の軸になります。
サービスの流れをどこまで見せる?
申し込み前の準備から、相談後に受け取れるものまでを見せます。入力欄をすべて読む操作説明は、別の案内に分けます。

公開例では、unicoの3Dコーディネート相談が、間取り図の準備、申し込み、提案、契約と商品のお届けを案内しています。参考になるのは、相談と購入が別の段階として示されている点です。家具のレイアウト変更だけの相談は対象外とも案内されています。自社版でも、相談できることと対象外を実際の提供条件で確認します。
Moriなら、寸法と希望を共有し、担当者が候補を提案するところを中心にします。予約フォームの送信を「予約確定」と表現したり、相談終了を「購入完了」として見せたりしないよう、各段階の意味を確認します。
会話型AI動画エージェントのPexoは、公開WebページのURLを制作素材として使えます。サービスページに、対象者、伝えたいこと、変えてはいけない条件を添えて依頼し、プレビューを確認します。ログイン後の画面まで読み取れるとは限りません。初稿の手順や提供物は、承認済みの説明文と照合します。

目に見えない価値を画面でどう示す?
担当者の作業と、利用者が受け取れる資料を見せます。サービス紹介動画の構成は、「対象者の問題、利用の流れ、確認できる結果」の3場面で下書きできます。
| 場面 | 画面と伝えること | 根拠と表現の境界 |
|---|---|---|
| ① 対象者の問題 | 商品写真と架空の間取り。「部屋に合う家具を選びたい」 | 実在顧客の住まいや声として扱わない |
| ② 利用の流れ | 寸法と希望を渡し、相談する流れ図 | 「画面はイメージ」と表示。実際の予約画面として見せない |
| ③ 確認できる結果 | 候補商品と配置案を載せたサンプル提案メモ | 「架空の提案例」と表示。提供項目は自社仕様と照合 |
この例で優先したいのは、「相談後に何が手元に残るか」です。担当者の笑顔だけでは、配置案をもらえるかまでは分かりません。提案メモの項目を見せれば、視聴者は相談内容を判断できます。
実画面は現行の機能を確かめる材料、説明用の図は流れを伝える材料です。どちらも、顧客満足度や売上改善の証拠にはなりません。効果を示すなら表示を裏付ける合理的な根拠と条件を確認し、未検証の上昇グラフや成功談は加えません。
初稿の事実と画面を確認する
マーケティング責任者は、映像の手順を承認済みのサービス説明に照らします。Moriなら、寸法の共有が相談前に必要か、提案メモに何を載せるか、施工が含まれないことが伝わるかを見ます。修正箇所と根拠のページは、カットごとに記録します。
現行UIを使う場合は、ボタン名、入力項目、完了表示を実画面と比べます。存在しない自動提案機能や、提供していない相談方法が映っていれば修正対象です。生成したUIを実画面として採用しません。
修正は、「2場面目の『その場で最適な家具が決まる』を『担当者と候補を相談する』へ変更。寸法を共有する流れは残す」のように、修正箇所、変更内容、残す要素を具体的に伝えます。Pexoの動画を修正する方法も参考にし、修正版も全体を見直します。

文書ファイルをPexoに渡す場合は、利用画面に表示される対応形式に合わせます。日本語ナレーションは対応状況を確かめたうえで、プレビューで「Mori」や商品名の読みを聞いてください。字幕と予約ボタンの表記も、修正後に承認済みの原稿や実画面に照らします。
写真や素材は、契約で許諾された利用方法と条件を確認します。顧客名、人物、実画面は、権利主体ごとの明確な同意や許諾と、用途、掲載先、地域を照合します。許諾未確認の素材は使わず、利用できる素材で架空の図を作り、「画面はイメージ」と明示します。
YouTubeに公開する版なら、現実的なAI生成や大幅な改変の開示条件も確認します。表示を付けても、映像の内容や素材の許諾確認は必要です。

動画が向かない説明は何か?
細かな料金条件、対応地域、例外の多い契約条件は、最新情報を確認できる文章や表を主な案内にします。小さな注記を一瞬映すだけでは、判断に必要な条件を伝えきれません。
動画でサービスを紹介するときは、利用の流れを映像で、細かな条件をサービスページで確認できるようにします。音声と画面の内容を文章でも読める説明があれば、動画を見られない場面でも情報を確かめられます。サービス紹介動画の作り方で迷ったら、相談後に渡す資料を一枚選び、そこから必要な場面を考えてみてください。






